客室清掃を効率化する方法を解説! ベッドメイク編 part2
ホテルや旅館の客室清掃を行う皆様、毎日の業務本当にお疲れ様です。
GoToトラベルを刷新した旅行割引の再開に向け政府が調整に入ったことが報じられましたが、早ければ6月中にも実施される可能性があります。
人手不足が続く客室清掃の現場にとっては、安定した需要増に嬉しくもあり、一方で人手確保に戦々恐々としている現場も多いのではないでしょうか?
このDAYナビブログでは、そんな客室清掃の現場の効率化や業務改善、人手不足対策に少しでも貢献できるようなお役立ち情報を発信しています。
今回は引き続き、「客室清掃を効率化する方法」について徹底解説していきます。
以前、「ベッドメイクの効率化」に絞りポイントを解説しましたが、おかげ様でこの記事が大変ご好評をいただいており、いまだに数多くの方にご覧いただいています。というわけで、今回さらに細かくポイントを解説する「ベッドメイクの効率化編part2」をお送りします!
1.シーツを張る際のポイント
シーツを広げるときは上下左右均等に!
まずはシーツを張る際のポイントです。まずはシーツを縦に開き、大きく広げて、ベッドの中央に配置します。この際にポイントとなるのが、シーツの余りが「上下、左右ともに均等になる」ことです。どちらかが余り過ぎていたり、逆に余りが少なすぎると、ベッドに挟み込む際に長さが足りず、反対側に移動して調節して・・・と余計な動きが発生してしまいます。ベッドメイクだけでなく、清掃に効率化における基本は「無駄な移動」を無くすことです。シーツを張る際には、まずは「上下左右均等に!」を意識してみましょう。ただし、ベッドの大きさに対して使用するシーツが小さい場合、均等に配置するとどちらも長さが足りなくなってしまうケースが稀に見られます。その際は、シーツの折り目など分かりやすい目印をを目安として、どの位置で置くかの決まりをつくり共有することが大切です。
広げた際に汚れや破れをチェック!
また、シーツを広げた際は、必ず汚れや破れをチェックするようにしましょう。汚れを確認せずそのままベッドを作ってしまうと、インスペクションの際、せっかく作ったベッドを崩し、新たなリネンでつくりなおすという2度手間が発生してしまいます。さらに、インスペクションでも見落としてしまえばクレームに可能性も・・・。シーツを張る前の広げた状態が、一番汚れを発見しやすいタイミングです。必ずチェックするように心がけましょう。
2.デュベスタイルのベッドメイクのポイント
開口部を広げて中に空気を入れ込む!
近年、客室のベッドは「デュベスタイル」のものが多くなってきています。デュベカバーは、下が開口しているタイプ、横が開口しているタイプの2パターンあります。デュベカバーを広げ開口部からデュベをを入れる前に、下開き・横開き問わず、まずは開口部を大きく広げ中に空気を入れてデュベを入れやすくしましょう。洗濯したてのリネンは、糊づけや静電気により、そのままではデュベが入れづらい状態のままになっています。そのまま無理に入れ込もうとすると、かえって時間がかかってしまいますので、多少手間でも、必ず開口部の両端を持ち、大きく上下に振ってくっついているデュベカバーを剥がしてから作業を行いましょう!
巻き寿司?アコーディオン?
デュベスタイルのベッドメイクでは、効率化を図るために編み出された技が存在します。「巻き寿司」と呼ばれる入れ込み方法では、デュベを三つ折りにしてくるくる巻き、カバーの開口部から一気に転がしてデュベを入れ込みます。「アコーディオン」と呼ばれる方法は、アコーディオンのようにデュベを折りたたみ、カバーの奥まで両手を入れて一気に広げることで入れ込みます。いずれにしても、これらの方法はデュベやカバーの大きさにより、早い遅いが大きく左右されてしまいます。ここで重要なのは、いろいろな方法を実験し、最善と思われる手法に常に更新していくことです。一つのやり方に捉われず、稼働が少ないタイミングで色々なやり方でタイムを計測し、最善策をチーム全員で共有しましょう。
3.枕カバーを入れる際のポイント
枕は二つ折にして入れ込むことで時間短縮!
枕カバー(ピロケース)は、枕が大きいと入れ込みに苦戦して思ったより時間がかかってしまうことがあります。この際、前述のデュベカバーと同様、枕カバーも開口部から空気を入れ込み、入れやすい状態にしておきましょう。そして、入れ込みの際、枕を二つ折にしていれることで、スムーズに入れることができます。また、仕上がりのシワ防止にも効果的です。
枕はお客様の顔に直接触れる部分である為、枕がきれいかどうかは、お客様の心理的なイメージを大きく左右します。素早く、きれな枕をつくることで、快適な宿泊体験を提供できるようがんばりましょう!
客室清掃のプロがつくった管理ソフト「DAYナビ」
今回は、ベッドメイクの効率化について、前回よりもさらに具体的な内容にスポットをあて紹介しました。シーツの張り方でも解説した通り、客室清掃を効率化する一番のポイントは、無駄な動きや移動を無くすことです。「無駄な動き」は、今回解説したような作業改善を積極的に取り入れて削減していきましょう。しかし、「無駄な移動」は作業の改善だけでは限界があり、オペレーション全体の見直しが必要です。
そこでおすすめするのが、ビルメンテナンス業者として長年多くのホテル・旅館の客室清掃を行ってきた「株式会社コンフォール」が作った客室清掃効率化ソフト「DAYナビ」です。
「DAYナビ」は、客客室清掃の効率化に特化したアプリケーションです。スマートフォンやタブレット端末で空き室状況を確認して、移動や待ち時間の無駄を大幅に削減することができます。既存のホテルシステムの改修をせずに、ネットワークカメラなどを介して情報を取得することで、かんたんに清掃業務を効率化することができます。
作業改善と同時にデジタルツールを積極的に取り入れて、客室清掃の深刻な人手不足を乗り越えましょう!
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客室清掃を効率化するには、どんな資機材を使うかも重要です。
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